禁煙外来

様々な病気の原因となる喫煙を少しでも減らせるように、あいちハートクリニックでも禁煙治療を積極的に行います。ご希望の方はお気軽にスタッフにお声をかけて下さい。貴方の禁煙をサポートいたします。

<喫煙と病気>
タバコの煙には200種類以上の有害物質が含まれており、動脈硬化が原因で起こる心臓の病気(虚血性心疾患)や脳卒中など様々な病気にかかりやすくなります。がんについても肺だけはなく、喉頭がんや膀胱がん、子宮頸がんなど、喫煙は多くの部位におけるがんのリスクとなります。また、あまり知られていませんが、糖尿病やメタボリックシンドローム、胃潰瘍、不妊などのリスクが高くなるほか、皮膚を老化させ、しわを増やすことも知られています。
毎年タバコにより全世界で600万人、日本では12万人が命を落しています。

<禁煙のメリット>
今までタバコを吸っていた方が禁煙すると、これらの病気で死亡するリスクは年々少なくなります。ご家族や周りの方も間接的なタバコの煙を吸わなくてもよくなり、病気や不快な思いから遠ざかることができます。今までタバコに使っていたお金を貯金に回せば家計は大いに助かるでしょう。

禁煙で10年後肺がん死亡率が喫煙者の半分になる!!

タバコを止めると、まず血圧が正常になり肺の働きなどが回復し始めます。数カ月後には、心臓や運動機能も改善してきます。さらに継続すると様々な疾患のリスクが吸わない人に近づいていきます。禁煙に遅すぎることはありません。

<禁煙治療の対象者・費用>
健康保険等で禁煙治療のみを行った場合の自己負担額(3割負担として)は、8~12週間で13,000円~20,000円程度です。

以下の4項目をすべて満たしている方が保険適応となります。

1. 直ちに禁煙を始めたいと考えていること。
2. ニコチン依存症を診断するテスト(TDS)で5点以上であること。
3. ブリンクマン指数(1日喫煙本数×喫煙年数)が200以上であること。(35歳未満の方はこの要件は不要です)
4. 禁煙治療を受けることに文書で同意していること。

ブリンクマン指数
1日の喫煙本数 × 喫煙年数 ≧ 200

ニコチン依存症スクリーニングテスト(TDS)
<設問内容>次の質問を読んで当てはまる項目に✓を入れてください。
はい
1点
問1 自分が吸うつもりよりも、ずっと多くタバコを吸ってしまうことがありましたか
問2 禁煙や本数を減らそうと試みて、できなかったことがありましたか
問3 禁煙したり本数を減らそうとしたときに、タバコがほしくてほしくてたまらなくなることがありましたか
問4 禁煙したり本数を減らしたときに、次のどれかがありましたか。
(イライラ、神経質、落ちつかない、集中しにくい、ゆううつ、頭痛、眠気、胃のむかつき、脈が遅い、手のふるえ、食欲または体重増加)
問5 問4でうかがった症状を消すために、またタバコを吸い始めることがありましたか
問6 重い病気にかかったときに、タバコはよくないとわかっているのに吸うことがありましたか
問7 タバコのために自分に健康問題が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか
問8 タバコのために自分に精神問題が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか
問9 自分はタバコに依存していると感じることがありましたか
問10 タバコが吸えないような仕事やつきあいを避けることが何度かありましたか
合計点数が5点以上で保険適応となります。

<禁煙治療>
タバコが有害であると分かっていてもなかなか止められないのは、タバコに含まれているニコチンに強い「依存性」があるからです。タバコの本数を減らす減煙から始める方も多いようですが、吸い方を調節してしまうので、健康上のメリットは期待できません。また、減煙して吸う感覚が長くなると、イライラや落ち着かないなどのニコチン切れ症状はより強くなってしまいます。そして、次の1本で症状が解消されると非常においしく感じるため、本数を減らすつもりが、タバコから余計に離れにくくなってしまいます。

禁煙外来では「ニコチン依存症」の治療として12週間のプログラムに基づいて禁煙治療を行っています。このプログラムを終了した人のうち、約80%は、治療完了時に少なくとも4週間は禁煙を続けられていました。タバコをやめようという強い意志は必要ですが、医師や薬を上手に使って、確実に禁煙を進めていきませんか?

<禁煙外来の流れ>

健康保険を使った禁煙治療の流れ

1


健康保険等を使った禁煙治療では、12週間で5回の診察を受けて頂きます。

2


初診時に問診票の記載、および禁煙開始日の決定と禁煙宣言書にサインをして頂きます。

3


毎回の診察では、禁煙補助薬の処方を受けます。また、息に含まれる一酸化濃度の測定をします。

4


禁煙状況に応じて医師のアドバイスを受けます。

禁煙外来は3ヶ月で終了します。最初の外来日を含めて通院は合計5回ですので、下図を参考に予想される受診日の予定は開けておいて下さい。

(参考資料)日本循環器学会、日本肺癌学会、日本癌学会、日本呼吸器学会 :禁煙治療のための標準手順暮 第6版:2014
ファイザーウェブサイト「すぐ禁煙.jp」より引用