循環器科

心臓疾患について

心臓疾患について

心臓疾患が原因で亡くなる人の数は癌に次いで2番目に多く、そのうちの半分を占めるのが、心臓に栄養や酸素を送る冠動脈が狭くなり十分な血液が届かなくなる狭心症と、完全に詰まって心臓の筋肉の一部が壊死する心筋梗塞という疾患です。脂質異常、高血糖、喫煙、内臓脂肪型肥満といった生活習慣と密接に関わっており、どれか一つでも心当たりのある人は注意が必要です。自覚症状がないまま進行し、症状が現れた時にはすでに重傷で、時には死に至る危険性が高いことも多いため、早期発見、早期治療が大切です。些細なことでもお気軽にご相談ください。

対象疾患

高血圧、糖尿病、高脂血症、高尿酸血症状、虚血性心疾患(狭心症·心筋梗塞)、閉塞性動脈硬化症、下肢静脈瘤、不整脈、心筋疾患(肥大型心筋症·拡張型心筋症)、弁膜疾患(僧房弁·大動脈弁の狭窄や閉鎖不全症)、心不全

心臓疾患について

不整脈治療について

不整脈は心臓のリズムがおかしくなる病気です。当院の不整脈外来は10年以上の専門治療の経験を生かして、動悸や息切れ、めまいなどの症状のご相談からお薬の治療、ペースメーカー診療、カテーテル治療(カテーテルアブレーション)が可能です。個々の患者様の病状にあった治療を提案させていただきます。また必要な患者様は専門施設への紹介もさせて頂きます。

心臓検査

検査の流れ

  1. 受付·問診

    受付·問診

    問診票をご記入いただき、検査の流れ等をご説明します。その後、身長、体重、血圧を測定します。

  2. 採血·検尿

    採血·検尿

    血液は身体のすみずみまで巡っているので、血液中に含まれている成分を分析すれば全身の組織や臓器の状態が分かり、病気の診断や治療の判定などに利用できます。また、心臓病の原因となる糖尿病や高脂血症など動脈硬化の危険因子を調べます。

  3. ABI(動脈硬化度検査)

    ABI(動脈硬化度検査)

    上腕と足首の血圧を測定することで血管年齢や足の動脈の狭窄·閉塞の有無(末梢動脈疾患)について評価することができます。末梢動脈疾患は、心血管疾患や脳血管疾患など他臓器障害との合併が多く見られることも多く、早期発見が重要です。

  4. 心電図·胸部レントゲン

    心電図·胸部レントゲン

    両手首·両足首·胸の6ヶ所に電極を取り付け測定します。心臓の働きを調べ、心臓病の発見や診断、病状の把握、治療効果の確認、薬の副作用を発見します。胸部レントゲン画像では肺の病態の他に心臓の形と大きさ、肺や胸部を流れる血管の輪郭が分かるため、心臓病が疑われる場合は必ず撮影します。

  5. 心エコー

    心エコー

    超音波を使って心臓の形、働き、動きに異常がないかを調べます。心臓内の血液の流れも見ることができ、僧房弁や大動脈弁の弁膜疾患も調べられます。
    また、体の他の部位の血管を侵す疾患の診断にも使われます。超音波はX線を使わないため害がなく、比較的安価で優れた画像が得られるため心臓病の診断に最も広く使われている検査法の一つです。妊婦や小児でも安心して検査を受けることができます。

  6. 運動負荷心電図

    運動負荷心電図

    段階的に運動することで心臓に一定の負荷(負担)をかけ、その時の心電図変化により狭心症の有無や脈の乱れの有無を測定します。運動は自転車状の検査装置のペダルをこいでいただきます。

  7. 心臓CT(64列マルチスライス)

    心臓CT(64列マルチスライス)

    腕の静脈に造影剤を注射し、CTで心臓を撮り、その後画像処理をして冠動脈を描出します。狭心症や心筋梗塞の診断をします。当クリニックでは64列マルチスライスCTを導入しています。この最新のCT装置により画像が非常に鮮明になり、冠動脈病変の診断が可能となりました。検査は短時間で終了します。CT室のベッドに寝ていただき15秒程度の息止めを5~6回していただくだけですので、患者様の精神的、肉体的負担が軽減されています。

  8. ホルター(24時間心電図)

    ホルター(24時間心電図)

    小型軽量の装置を身につけて、日常生活下で心電図を24時間連続記録することにより、心拍数の変化、不整脈や狭心症の発作の出現を観察します。

カテーテル検査·治療

日帰り心臓
カテーテル検査
心臓
カテーテル治療
末梢動脈
カテーテル治療
不整脈
カテーテル治療

痛みをほとんど感じない、
日帰りカルーテル検査。

心臓疾患が原因で亡くなる人の数は癌に次いで2番目に多く、そのうちの半分を占めるのが、心臓に栄養や酸素を送る冠動脈が狭くなり十分な血液が届かなくなる狭心症と、完全に詰まって心臓の筋肉の一部が壊死する心筋梗塞という疾患です。脂質異常、高血糖、喫煙、内臓脂肪型肥満といった生活習慣と密接に関わっており、どれか一つでも心当たりのある人は注意が必要です。 自覚症状がないまま進行し、症状が現れた時にはすでに重傷で、時には死に至る危険性が高いことも多いため、早期発見、早期治療が大切です。些細なことでもお気軽にご相談ください。

日帰り心臓カテーテル検査

検査·治療の流れ

  1. 受付·個室のリラクゼーションルームへご案内

    受付·個室の
    リラクゼーションルームへご案内

    朝の受付後、リラクゼーションルームへご案内します。当クリニックではリラックスして検査を受けていただくために、専用のリクライニングシートとテレビ付きの個室ブースを用意しております。

  2. 着替え·体調確認

    着替え·体調確認

    検査に先立ち検査着に着替えて体調確認を行います。また、場合により点滴を行います。検査当日の朝の食事制限はございません。

  3. 消毒·麻酔·検査

    消毒·麻酔·検査

    カテーテルを挿入する場所(主に手首)の消毒と麻酔を行います。その後、動脈からカテーテル(直径約1.5mmの管)を挿入して心臓まで進め、そこから造影剤を注入し心臓を栄養している冠動脈を撮影し状態を詳細に評価します。約15~30分の検査です。

  4. 止血·安静

    止血·安静

    検査後は出血を防ぐために止血ベルトで傷口を3~4時間圧迫します。トイレ移動は可能ですが止血が確認できるまで安静にお過ごし下さい。昼食は食べやすいものを出させていただきます。

  5. 検査結果説明·治療提案

    検査結果説明·治療提案

    説明が終わり、止血が完了したら帰宅できます。帰宅時間の目安は14時前後ですが止血状況に応じて医師が判断します。

検査費用について

検査は日帰り入院で行なっております。医療保険が適用されますので3割負担の方で約30,000円となります。
※検査内容によって変動する事がございます。

体への負担をやわらげ、
経済的にも優しい
カテーテル治療。

手や足の血管(動脈)からカテーテルを冠動脈(心臓を栄養する血管)へ進め、最新のステントを用いて狭くなった血管を拡げます。また、冠動脈の病変形態や全身状態を専門医が総合的に判断して、オーダーメイドなカテーテル治療を行っています。
手術で大きく胸を開くことなく、わずか2㎜程度の穴(傷)で治療ができ、体への負担をやわらげます。
当クリニックでは、心臓カテーテル治療(経皮的冠動脈インターベンション;PCI)も手首の動脈から行うことで、出血に伴う合併症や治療後の絶対安静の時間を軽減し、1泊入院での安全な心臓カテーテル治療を可能にしました。これにより肉体的な影響だけではなく、時間的にも経済的にも優しい治療を実現しております。手術は毎週火曜日と木曜日に行っております。

心臓カテーテル治療

検査·治療の流れ

  1. 検査受付·病室へご案内

    検査受付·病室へご案内

    検査当日、受付後に病室へご案内します。当クリニックでは、プライバシーに配慮した快適な入院生活をお過ごしいただけますよう、全室個室(洗面所、トイレ完備)でご用意しております。また、テレビや冷蔵庫等も備えておりますのでご自由にお使い下さい。

  2. 脈拍·体調確認·点滴

    脈拍·体調確認·点滴

    検査着に着替えて脈拍·体調確認を行い、点滴を開始させていただきます。治療開始までリラックスしてお過ごしください。

  3. 治療

    治療

    カテーテルを挿入する場所(主に手首)の消毒と麻酔を行います。造影を行い冠動脈の狭窄部位を確認し、カテーテルを通じてステントを狭窄部まで挿入ししっかりと拡張させます。
    再度造影を行い、狭窄部位が十分に拡張したことを確認後、カテーテルを抜去して治療は終了です。病変形態にもよりますが、心臓カテーテル治療は約1時間で終了します。

  4. 治療結果説明

    治療結果説明

    治療後は出血を防ぐために専用の止血ベルトで傷口を5時間程度圧迫します。医師より治療結果と術後の注意点を説明します。
    治療直後を除き絶対安静の必要はなく、食事やトイレ歩行も可能です。

  5. 状態の確認·退院

    状態の確認·退院

    翌朝、全身状態および傷口の確認を行い、問題がなければ退院可能です。退院後は普段通りの日常生活が送れます。

使用機器

  • 血管造影装置Trinias F8(島津製作所)

    血管造影装置
    Trinias F8(島津製作所)

    高血圧の原因や動脈硬化との関連で話題になっている睡眠時無呼吸症候群の診断に使用します。

  • 心臓カテーテル用検査装置(フクダ電子)

    心臓カテーテル用
    検査装置(フクダ電子)

    心臓カテーテル検査の際に血行動態を記録します。

  • 血管内超音波診断装置(IVUS)(Boston Scientific社)

    血管内超音波診断装置
    (IVUS)(Boston Scientific社)

    カテーテル治療の際に冠動脈の大きさ、血管の厚さを描出することができます。

  • 大動脈内バルーンパンピング(IABP)(MAQUET社)

    大動脈内
    バルーンパンピング
    (IABP)(MAQUET社)

    バルーンを動かすことで心臓の働きを助けることが可能な、補助循環法の一種です。

  • 汎用人工呼吸器(MAQUET社)

    汎用人工呼吸器(MAQUET社)

    人工的に患者様の呼吸を維持します。

検査費用について

使用するステントの種類や数にもよりますが、カテーテル治療は全例高額医療となります。高額療養費制度の対象となりますので、所得で定められた自己負担限度額以上の費用は、後日(2~3ケ月後)医療保険から払い戻されます。また、事前に手続きを済ませておきますと、入院分の費用に関して病院に支払う金額は自己負担分のみとなります(限度額適用認定証の発行)。詳しくはお問い合わせ·ご相談ください。

病室について

病室について

当クリニックでは、プライバシーに配慮し、快適に入院生活を過ごせる完全個室を無料でご用意しております。
各病室には、最新の睡眠科学を生かしたSIMMONS(シモンズ電動リクライニングベッド)、洗面所とトイレの他、クローゼット、液晶テレビ、ミニ冷蔵庫、金庫を備えており、全て無料でご利用いただけます。また、院内無線LAN(WiFi)もご自由に使用可能です。

1泊入院で治療が可能。
早期発見の、
末梢動脈カテーテル治療。

閉塞性動脈硬化症とは、足の血管(動脈)の動脈硬化が進み、血管が細くなったり詰まったりする病気です。足に十分な血液を保つことができず、歩いている途中で足のしびれや痛みが出現しますが、少し休むと回復するので病気と思わない方が多く存在しています。
しかし放置すると足の先から紫色や黒色に変化し、腐って壊死に陥ります。残念ながら壊死に陥った場合には下肢の切断が必要になります。心臓カテーテル治療と同様に足の動脈に対しても1泊入院での治療が可能です。
手や足の血管(動脈)からカテーテルを病変部へ進め、バルーンやステントを用いて狭くなった血管を拡げます。全ての患者様にカテーテル治療の適応があるというわけではございませんが、早期発見が重要な疾患です。手術は毎週火曜日と木曜日に行っております。両腕と両足の血圧を同時に測定するABI検査で足の動脈の詰まりを非常に高い確率で見つけることができますので、いつでもお気軽にご相談下さい。

末梢動脈カテーテル治療

検査·治療の流れ

  1. 検査受付·病室へご案内

    検査受付·病室へご案内

    検査当日、受付後に病室へご案内します。当クリニックでは、プライバシーに配慮した快適な入院生活をお過ごしいただけますよう、全室個室(洗面所、トイレ完備)でご用意しております。また、テレビや冷蔵庫等も備えておりますのでご自由にお使い下さい。

  2. 脈拍·体調確認·点滴

    脈拍·体調確認·点滴

    検査着に着替えて脈拍·体調確認を行い、点滴を開始させていただきます。治療開始までリラックスしてお過ごしください。

  3. 治療

    治療

    カテーテルを挿入する場所(主に足の付け根もしくは肘)の消毒と麻酔を行います。造影を行い動脈の狭窄部位を確認し、カテーテルを通じてバルーンを狭窄部まで挿入ししっかりと拡張させます。部位に応じてステントを留置します。
    再度造影を行い、狭窄部位が十分に拡張したことを確認後、カテーテルを抜去して治療は終了です。治療箇所や進行の状況にもよりますが、治療は約1~2時間で終了します。

  4. 治療結果説明

    治療結果説明

    治療後は出血を防ぐために専用の止血ベルトで傷口を5時間程度圧迫します。医師より治療結果と術後の注意点を説明します。止血が完了すれば、食事やトイレ歩行は可能です。

  5. 状態の確認·退院

    状態の確認·退院

    翌朝、全身状態および傷口の確認を行い、問題がなければ退院可能です。退院後は普段通りの日常生活が送れます。

検査費用について

使用するステントの種類や数にもよりますが、カテーテル治療は全例高額医療となります。高額療養費制度の対象となりますので、所得で定められた自己負担限度額以上の費用は、後日(2~3ケ月後)医療保険から払い戻されます。また、事前に手続きを済ませておきますと、入院分の費用に関して病院に支払う金額は自己負担分のみとなります(限度額適用認定証の発行)。詳しくはお問い合わせ·ご相談ください。

病室について

病室について

当クリニックでは、プライバシーに配慮し、快適に入院生活を過ごせる完全個室を無料でご用意しております。
各病室には、最新の睡眠科学を生かしたSIMMONS(シモンズ電動リクライニングベッド)、洗面所とトイレの他、クローゼット、液晶テレビ、ミニ冷蔵庫、金庫を備えており、全て無料でご利用いただけます。また、院内無線LAN(WiFi)もご自由に使用可能です。

カテーテル不整脈治療(カテーテルアブレーション)

頻脈性不整脈の根治を目指すカテーテル治療

不整脈は心臓のリズムがおかしくなる病気です。当院の不整脈外来は10年以上の専門治療の経験を生かして、動悸や息切れ、めまいなどの症状のご相談からお薬の治療、ペースメーカー診療、カテーテル治療(カテーテルアブレーション)が可能です。個々の患者様の病状にあった治療を提案させていただきます。また必要な患者様は専門施設への紹介もさせて頂きます。

カテーテル不整脈治療(カテーテルアブレーション)

カテーテルアブレーションとは頻脈性不整脈に対して行われる治療で、経皮的カテーテル心筋焼灼術とも呼ばれます。
頻脈性不整脈は心臓内部の電気信号が乱れることで脈が異常に速くなる病気で、動悸や胸の不快感に加え、病状によっては脳梗塞や心不全などの危険な状態を招くこともあります。
心臓は規則的な電気信号を繰り返すことによって一定のリズムで拍動を繰り返していますが、頻脈性不整脈では心臓内部の電気信号が乱れるまたは不適切に速い状態となっています。カテーテルアブレーションは異常な電気信号が発生している部位に高周波電流を流すことで異常な電気信号を止め、正常な心臓のリズムに戻すことを目的とした治療です。カテーテルアブレーションが成功すれば、頻脈による症状が消失または軽減し、長期の服薬治療や頻繁な通院が不要になることもあります。
当院では経験豊富な医師が安全に努めて行います。1泊入院で行える時間的にも優しい治療です。
個々の症例によって最適な治療方法を考え、なるべく低侵襲の治療を目指しています。

検査·治療の流れ

  1. 受付

    受付

    検査当日、受付後に病室へご案内します。当クリニックでは、プライバシーに配慮した快適な入院生活をお過ごしいただけますよう、全室個室(洗面所、トイレ完備)でご用意しております。また、テレビや冷蔵庫等も備えておりますのでご自由にお使い下さい。

  2. 血圧·脈拍測定、体調確認、点滴

    血圧·脈拍測定、体調確認、点滴

    検査着に着替えて脈拍·体調確認を行い、点滴を開始させていただきます。治療開始までリラックスしてお過ごしください。

  3. 治療

    治療

    カテーテル治療の専用台に座り、背中やお腹にカテーテル位置情報を認識するための、磁場パッチを貼ります。その後、横になり心電図等を貼り付けていきます。不整脈の種類で異なりますが、静脈麻酔でしっかりと寝ていただく場合やカテーテル挿入部位の局所麻酔のみで行うこともあります。カテーテルを足の血管から心臓内に挿入し不整脈の原因となる個所を高周波で焼灼し治療します。治療時間は心房細動では3時間程度、その他の不整脈では2時間程度となります。

  4. 治療後

    治療後

    療後は病室に戻り、穿刺部位の出血を防ぐため、安静の上、止血ベルトで2時間程度圧迫します。止血が確認できましたら、歩行テストを行い問題なければ、トイレ歩行等が可能になります。安静時間が終わりましたら、治療経過・結果等を説明いたします。

  5. 退院まで

    退院まで

    翌朝に全身状態の確認および、血液検査、心電図、レントゲンを行い、問題がなければ退院可能です。退院後は1週間程度は運動や力仕事等は避けていただきますが、通勤や運転、デスクワークなど日常生活は普段通りで構いません。

使用機材

CARTO®3

CARTO®3

専用のカテーテル及び機器と連動し、不整脈の治療をする機械です。

検査費用について

不整脈カテーテル治療は全例高額医療となります。高額療養費制度の対象となりますので、所定で定められた自己負担額限度額以上の費用は、後日(2〜3ヶ月後)医療保険から払い戻しされます。
また、事前に手続きを済ませておきますと、入院分の費用に対して病院に支払う金額は自己負担分のみとなります(限度額適用認定証の発行)。
詳しくはお問い合わせ、ご相談ください。

診察室

心臓血管外科手術

心臓血管外科とは

心臓血管外科とは 主な治療疾患は「脳以外の全身の血管を扱う外科」です。
「心臓」の場合は、狭心症心筋梗塞などの虚血性心疾患、弁膜症、大動脈瘤、急性大動脈解離、先天性心疾患などです。これらの手術は人工心肺など高度医療設備が必要なため、クリニックでは難しくなります。
当クリニックでは、これらの疾患がどういう状態なのかを精査し、手術適応を見極め、手術前後の加療、フォローを行っています。手術に関しては、今まで最前線で心臓手術を執刀していた経験を活かし、信頼できる病院、医師をご紹介いたします。
「血管」の場合は、動脈瘤などの拡張疾患と、閉塞性動脈硬化症などの閉塞疾患に分かれます。拡張して破裂することや閉塞·狭窄して虚血になること、に対する治療をしています。当クリニックでの末梢血管手術は全身麻酔で施行し1泊入院になります。
リスクの高い患者様はその手術が可能な病院をご紹介いたします。 透析シャント治療下肢静脈瘤(日帰り入院、局所麻酔)も行っております。
外科はバイパス手術、血管内治療、そして投薬と多くの方法がありますが、病変の場所、状態によって治療戦略が大きく変わります。昨今は多くの治療法が患者様に提示され、どれが正しいのか非常にわかりにくくなっています。当クリニックでは、なんでこの治療なの?という疑問に、経験とエビデンス(論拠)に基づいてご説明できること、また安全かつ確実な治療を提供できるよう尽力しています。

心臓に関する主な治療疾患

  • 狭心症·心筋梗塞などの
    虚血性心疾患
  • 弁膜症
  • 大動脈瘤
  • 急性大動脈解離
  • 先天性心疾患

血管に関する主な治療疾患

  • 動脈瘤などの
    拡張疾患
  • 閉塞性動脈硬化症などの
    閉塞疾患